ごあいさつ

後藤 厚宏 情報セキュリティ大学院大学 情報セキュリティ研究科 研究科長・教授

Atsuhiro GOTO

本コースでは、社会、産業界における根幹を支える実践セキュリティ人材育成を目指します。産学官の多様な講師陣から、幅広いセキュリティ分野の最新技術や知識を具体的かつ体験を通して習得することができます。技術系、理論系、社会科学系の講義や実践演習から、それぞれが目指すキャリアパスに沿った割合で、主体的・自主的に調合した学習プログラムを作って受講することができます。本コースをスタートラインに、更なる実務経験を積んで、グローバルに活躍するセキュリティエキスパートを目指しましょう。

曽根 秀昭 東北大学 大学院 情報科学研究科 教授

Hideaki SONE

情報漏えいのリスクは、情報通信機器や構成部品及び接続ケーブルなどのハードウェアにもあります。東北大学はそのメカニズムや対策を学ぶ実践演習「ハードウェアセキュリティ演習」を他大学と共有して提供します。また、「情報セキュリティ法務経営論」 では、情報セキュリティ技術を組織の中で利用するために必要な社会的側面を説明できる能力を修得します。これまでの地域的な産学協同実践的人材育成の“Sendai Scheme” の蓄えも活かして、他大学・高専、企業との連携活動の全国への展開を願っています。

宮地 充子 北陸先端科学技術大学院大学 情報科学研究科 教授

Atsuko MIYAJI

暗号技術はインターネットで繋がる情報社会の安心・安全、さらに個人情報保護の実現に必須な技術です。北陸先端科学技術大学院大学が提供する「情報セキュリティ演習」と「最新情報セキュリティ理論と応用」は暗号技術の本質に迫る講義です。どのように暗号を攻撃し、安全な暗号を構築するのか? 何故安全?そんな皆さんの好奇心旺盛な疑問の解決を目指す講義です。本講義では暗号技術の構築に必須の代数学、初等整数論も学ぶとともに、実際に数式ソフトを利用して暗号を実装するPBL演習も行います。反復学習を実現する教育システムを導入し、最新の教育スタイルで知識の定着を目指します。

藤川 和利 奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科 教授

Kazutoshi FUJIKAWA

現実の社会における情報セキュリティ対策は、単に技術的な対策のみにとどまりません。企業や団体においては、法制度や社会通念を考慮したセキュリティポリシーの策定に始まり、最高情報責任者または最高セキュリティ責任者を筆頭にした組織の形成、情報セキュリティ対策費用の 算定といった具合に、法律面や組織運営・経営面といった側面も必要となります。このコースが提供するさまざまな演習を通して、多面的に情報セキュリティ対策を立案・実施するための素養を習得してみませんか。

砂原秀樹 慶應義塾大学大学院 メディアデザイン研究科 教授

Hideki SUNAHARA

情報セキュリティに関する知識は、この先どんな分野で活躍する場合においても大切な知識です。このコースでは、単に頭で理解するだけでなく実践的なテクニックを身につけることを目指しています。同時に、こうしたことを最先端の情報系企業や情報セキュリティ関連組織の人々と学ぶことにより、あなたのキャリアパス形成に役立つよう構成されています。あなたのこれからの社会におけるレベルを一段階高めるためにこのコースを活用してください。